現在48歳(2025年時点)。中学生のころからずっとメガネをかけて生きて来ました。
結論として、メガネへの課金は優先度が高い!ということが分かりました。
メガネについていろいろ思いつくままに書いておこうと思います。
メガネは顔の一部であり、あなたの印象そのものである
この点をど真ん中から理解しておく必要があります。
メガネは視力を矯正するための器具であると割り切ってはいけません。ビジネスシーンに置いて、見た目は非常に大切です。
ちょっとでも仕事が出来そう、信頼できそう、頭が切れそう、真面目そう。「○○そう」をメガネで演出できるのであれば、全力で利用した方が良いと思います。
レンズについて やっぱり高いものには理由がある
ちょっと目が悪いぐらいでしたら安価なレンズでもレンズの厚み、それによって目が小さく見えてしまう、顔の輪郭が歪んで見えてしまうという問題は発生しないかもしれません。
しかしながら私のような強度の近視(裸眼で0.03程度 乱視あり)になってくると、安価な安いレンズではまさに漫画に出てくる「牛乳瓶の底」の様な状態になってしまい、見た目に置いてメガネをアドバンテージにするどころかマイナスイメージのアイテムにしてしまいます。
このことに気付かず、安いメガネチェーン店で何となくカッコイイフレームに安いレンズでメガネを作ってしまい、度が入っていないレンズの状態で掛けた時は素敵だったはずのフレームが、度が入ったレンズを装着して完成してから掛けてみると、「なんじゃこりゃ?」と残念なことになったことが数回あります。(人間、悲しいもので同じ失敗を繰り返してしまうものです)
正直なところ、安売りチェーンではないメガネ店のレンズはお高いです。出来るだけ薄く、ゆがみも少なくという条件を付けると、とんでもなく高いです。一枚5万円くらいはすると思います。
でも、やっぱり高いだけの価値はあると思います。厚みは出来るだけ抑えられており、目が小さくなるのも少しはましになります。薄いので重量も抑えられており長時間着用しても疲れにくかったりします。
さらにこの高級レンズの性能(※矯正力ではなく、見た目性能)を活かしきるためのフレーム選びが非常に重要になって来ます。いくら薄型の高性能レンズでも、レンズ面積が大きかったり、レンズをホールドする形状が特殊だったりと言ったフレームではその性能を享受できない可能性が高いです。
メガネ選びは「プロ」の眼鏡士(眼鏡作成技能士)のアドバイスを受けるべし
今まで何本も失敗メガネを作って来た私の経験から書いておきます。
メガネを作るときは「プロ」の眼鏡士がいる店を選ぶべきです。
自分で考えなければならないのは、
- メガネによってどのような印象を相手に持ってもらいたいのか
- どのようなシーンで掛けるメガネか(商談?普段使い?スポーツ?)
この2点だけでよいです。
「プロ」の眼鏡士は何百、何千というお客さんのメガネのフィッティングを見ているはずです。このタイプの顔にはこのメガネが似合うというデータを大量に蓄積しているのですから、上記2点をきちんと説明しそれに合致するフレームを何点か提案してもらい、その中から選ぶのが間違いないです。
メガネのフレームはサイズや鼻パッドの形状、耳に掛かる部分の形状、素材などあまりに分岐が多すぎて素人が感覚で選ぶのは非常に危険です。(私は何本も失敗してきた・・)
気を付けなければいけないのは、確率は低いですが悪徳店員です。アウトレットで洋服を買う時によく騙されてきましたが、売りさばきたいものを「お似合いですよ!お買い得ですよ!」とにじり寄ってくることがあると思いますが、あれのメガネ版が無いとも限りません。
この店員さんは本当に私に合うメガネをおススメしてくれているのかどうか、しっかり見極めることが大切です。
見極めるためには、先ほど自分で考えた2つのメガネについてのリクエスト(印象、シーン)について、何故このフレームがリクエストの回答なのかを説明してもらうと良いのではないでしょうか。私はいつも質問してみることにしています。
「プロ」の眼鏡士であれば質問に対して的確にこちらが理解できて納得できる回答をしてくれるはずです。何となくよく分からなかったり納得できない場合は、このお店もしくはこの店員さんからの購入は見送りましょう。
メガネはフィッティングが超重要
これはファッション感覚でメガネをかけている人が見落とし勝ちな点ですが、私の様なベテランメガネマンになってきますと、この重要性を強調せずにはいられません。
私の経験によるところですので、絶対とは言い切れませんが、安価なメガネのチェーン店で数本メガネを作った結果としてメガネのフィッティングの精度が低いことは否めません。
瞳からレンズまでの距離、頭蓋骨の形状、耳の形状、鼻の形状、まつ毛の長さ、瞳とレンズの角度などなど、かなりたくさんのチェックポイントを見極めて「プロ」はフレームの微調整をしてくれます。
そんな繊細な調整で何が変わるのかと思っていましたが、目の疲れ方や肩の凝り方が全く違うことは実感できます。メガネは作りっぱなしではなく、時々メガネ店に持ち込んで調整をお願いすることはとても大切です。
この調整も「プロ」の仕事が出来るお店を選んでおかなければなりません。
高いフレームに高いレンズ 超高額なお買い物だけど・・
一流のメガネフレームに高性能レンズを組み合わせると、「え?」というくらい高額になります。
以前の私はこの点から、高いメガネ一式を作るのだったらバリエーション豊かな安いメガネをいっぱい作った方がいいのではないか?と考えていました。
その結果、似合わないしレンズが分厚く見た目の悪いメガネが増えていき、結局家で家事をするときに使う程度になってしまいました。
一度、ちゃんとメガネを作ってみようと某店でそれなりの値段のメガネを作りました。お財布としてはちょっとばかり痛かったですが、結論としては最初からこちらにしておけば良かったという結論です。
メガネフレームはちょっと見ただけだと安いものも高いものも同じように見えますが、よくよく見ると細部の作り込みや仕上げがまるで別物です。まさに「神は細部に宿る」です。高性能レンズについても、安いレンズと比べると目の負担が違うことが実感できました。
フレーム、レンズ、そして前述した絶妙のフィッティングおよび基本的に無料アフターケア。これらを総合的に考えると、けっして高くないなと考えを改めました。
何よりも自分に似合っているきちんとしたメガネをかけると、なんだか自信が持てるのも新しい発見でした。
メガネはプロのメガネ店できちんと作ってもらう。今後はこの方向でいきたいと思います。
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