ワイシャツはオーダーがオススメ

現在、サラリーマン生活25年目(2025年現在)。新入社員時代からスーツを着る機会が多く、カジュアル化が進んできたとはいえ、まだスーツを着て仕事をしています。

スーツについてもまた触れたいと思いますが、今回のテーマはワイシャツについてです。

オーダーシャツの良さと共に、長年のサラリーマン生活からどのようなワイシャツをオーダーすればよいかをまとめました。

ワゴンセール品からハイブランド品まで色々と試してきた私がオーダーワイシャツが一番だろうという結論に達した理由については以下の通りです。

ひとりひとりの体にフィットするジャストサイズ

採寸してオーダーするのですから当たり前ですね。ただ、既製サイズで売っているものでも最近はサイズのバリエーションが増えていますのでわざわざオーダーしなくてもいいのでは?と、思う方もおられるのは当然のことでしょう。

既製サイズの場合、首回りと袖丈で選ぶことが多いと思います。確かにそれである程度までは合ってくるのですが、胸回り、お腹周りも含めてトータルではやはりタイトだったりダブついたりしますので、オーダーには敵いません。

そして、本当のフィットという点についてはオーダーシャツを作る前の採寸時に分かります。

ほとんどの人が、右手と左手の長さが微妙に違うのです。私も少しばかり右手の方が長かったです。このあたりの調整はオーダーシャツでなければできないのです。

「神は細部に宿る」と言う通り、やはり自分の体にしっかり合ったワイシャツは誰が着用してもすっきりと清潔感と安定感をもたらしてくれます。

腕時計着用を前提にサイズを微調整できる

これは私としては目から鱗でした。腕時計を着用する方の手の袖口(私の場合、左手)をほんの少しだけサイズアップさせて、腕時計が袖口の中に収めるように設定できます。

最近は腕時計をしないビジネスパーソンの増えてきたと言いう話も聞きますが、まだまだ時計を着用されている方の方が多いように感じます。

商談時に相手がいる状況で時間を知るためにスマホをチラチラ見るのは、するのもされるのもあまり好きではありませんので、私は腕時計を身に着けています。

また、商談相手によっては身に着けている腕時計でこちらを判断してくるケースも無きにしも非ずですので、ちょっと良い機械式腕時計をあえて身に着けることも場合によっては有効な手段です。

腕時計を身に着ける際に、ワイシャツの袖口に納まるかどうかは個人的にかなり重要な問題でしたが、オーダーシャツであれば解決できてしまいます。

手首のサイズピッタリの袖口のシャツですと時計が収まらず、袖口と時計がこすれてしまって生地が傷んでしまったことがよく合ったものですから、これは非常にありがたいサイズ調整です。

胸ポケットを付けることができる

実は某メーカーのシャツでかなり私の体系に近いサイズ感の既製品があり愛用していたのですが、そのシャツは胸にポケットが無いものしかなく不便を感じていました。

正統派のワイシャツには胸ポケットは付いていないと昔読んだメンズファッション誌に書いてあったのですが、私はどうしてもポケットがあった方が便利だと思うので、是非取り付けたかったのです。

選択肢として、ちょっとサイズ感が違うがポケット有のシャツかジャストに近いサイズだがポケット無という2択だったものですから、サイズはピッタリでポケット有という選択肢は大変ありがたいのです。

以上がオーダーワイシャツのメリットになります。

人によってはかなりの数の生地から自分好みの色柄が選べるであるとか、ボタンの色が選べる、ネームを刺繍で入れることが出来るといったメリットもありますが、私にとってはメリットではなかったので詳しくは言及しません。

では、いったいどのようなワイシャツをオーダーすればよいのかについて私の考えを書いていきます。

生地はノンアイロン一択(※クリーニングに出す人は除く)

私の場合は家で洗濯することがほとんどですので、生地はノンアイロンタイプ一択です。

最近のノンアイロン生地は本当に干しておくだけでシワも出来ずそのまま着ることができてしまいます。コットン100%のノンアイロン生地もありますので、よほどのこだわりがない限りは生地はノンアイロンがオススメです。

以前にコットン100%の肌触りがバツグンに良い生地で仕立てたワイシャツを持っていましたが、アイロン掛けの手間が大変で、毎回クリーニングに出していました。洗濯してアイロンを掛けて・・・という手間と時間を考えるとクリーニングに出す方がキレイになるし仕上がりも良いのでタイパは良いと思います。が、コストは発生してしまい、毎週5枚のワイシャツをクリーニングに出すコストはある意味、サブスクの様に固定費化してしまいます。

ワイシャツを一枚クリーニングに出すのなら、NTTの株を一株買えるわけです。

大昔のノンアイロン生地は「名ばかりノンアイロン」でしたが、前述のとおり最近のノンアイロンは名実ともに「ノンアイロン」ですので、家で洗って干すだけです。クリーニング店に持ち込んだり取りに行ったりの手間も掛かりません。

色はホワイトもしくはブルー

ビジネスで使うのであれば、ホワイトかブルー(薄いブルー)が鉄板です。どこの誰にあっても不快感を与えることはまずないでしょう。

私も若いころはピンクやグレーと言ったシャツを着てお洒落の真似事をしたこともありますが、スーツやネクタイの色、靴、ベルトの色、身に着ける小物までトータルでバランスを取らなければならない高等な世界だという認識が欠落していました。

その点、無地のホワイト、ブルーは誰もが清潔感を得られる素晴らしい選択です。

業界によっては派手なシャツが好まれることもあるでしょうが、シンプル イズ ザベストです。

毎朝、どの色のワイシャツを着よう?ネクタイは?という悩みからも解放されます。

ファッションが大好きでこだわりがしっかりある人以外は、ホワイト、ブルーこれでOK。各国の首脳の多くもジェームスボンドもシャツは白です。

どうしても何かお洒落がしたいということでしたら、ホワイトの無地でも生地の織り方によって遠目にはホワイトに見えるのですが近くでよく見ると白いストライプが入っているというようなものもありますので選んでみても良いと思います。

エリの形はレギュラー

ワイドカラーのシャツが流行ったこともありましたが、私の場合は首がそれほど太くないこともあり、エリの形はレギュラーで揃えています。

ネクタイの締め方もシンプルなプレーンノットで。

ボタンダウンという選択肢もありますが、ボタンダウンではNGなシーンとして結婚式やお葬式がありますので、レギュラー一択で良いかと思います。

ショップによってはエリの裏にデザインなどを入れたりできる選択肢もあるかもしれませんが、妙なお洒落は怪我の元ですので装飾は一切不要でOKです。

袖口の形はラウンドカフス(小丸)

袖口の形もオーダーワイシャツでは色々と選べる選択肢が提示されます。

私のオススメは最もベーシックなラウンドタイプ。袖口についても、昔はカフスボタンを付けてみたりと遊びを取り入れていたこともありますが、エリの形と同様にシンプルが一番です。

ラウンドタイプ以外となると、丸ではなく「角」タイプであるカッタウェイタイプでも特に問題はありませんが、お好みでよいのではないでしょうか。

私がラウンドを選んだ理由は、角の先っちょのところから生地が傷んでこないかな?というイメージの話ですが、おそらく勝手な妄想です。

背中のプリーツは「サイドプリーツ」

背中の部分にプリーツ(ひだ)については、主にセンタープリーツかサイドプリーツからの選択です。

エリの形でレギュラーカラーを選んでいますので、プリーツはサイドプリーツを選択しました。

オーソドックスなドレスシャツとしての組み合わせになります。サイドプリーツは背中の左右に一本ずつプリーツが入るものです。

センタープリーツは背中の真ん中にプリーツが2本入るのですが、こちらの方がより肩回りの動きの自由度に役立ちます。ボタンダウンのエリを選んだ場合でしたらセンタープリーツとの組み合わせが良いと思います。

まぁ上着を着用していると見えませんが、上着を脱いだ際にエリがレギュラーカラーでしたらサイドプリーツとの組み合わせが定番です。

胸ポケットについては、個人の好みで・・ 私は付けます

「ワイシャツは下着だ」と、ファッションに一家言(いっかげん)持っている知り合いに教えてもらったことがあります。彼曰く、英国発祥のスーツ文化においてはワイシャツで外を歩くことはパンツで亞外を歩いているのと同じだとかなんとか。

故にワイシャツの胸にポケットが付いているというのは不自然であり、実際に世界レベルで見ると胸にポケットは付いていない事の方が多いようです。

しかしながら、私のサラリーマン生活の中ではやはりワイシャツの胸ポケットは無いよりもあった方が絶対に良いと思います。

高温多湿の日本ではジャケットを脱ぐ機会も多く、メモとペンをワイシャツの胸ポケットに入れることが出来るか出来ないかは大きな違いがあります。場合によっては名刺入れを忍ばせることも。

よって、私はワイシャツの胸ポケットは付ける派としてオーダーします。

ポケットの形もいくつかパターンがあります。私は袖口をラウンドタイプにしましたので、ポケットもラウンドタイプで揃えています。袖口を角型でオーダーした場合でしたら、ポケットも角型で揃えておけば統一感がでて良いでしょう。

まとめ

少し書くつもりがあれもこれも長くなってしまいました。

私自身、体系が標準サイズではないのでワイシャツについてはいつも困っていました。吊るしのスーツを販売しているお店でワイシャツを買ってはみたものの「何となくしっくりこない」と、不満があったのですが、オーダーシャツに切り替えることでストレスから一気に開放されました。

一昔前と比べると格段に性能が上がった形状記憶の生地の誕生もありがたいことです。

オーダーシャツそのものも、昔は百貨店で一枚作るのに二万円ほどはしましたが、流通や技術の進歩があたのか半額程度でオーダーできるようになっており、これは利用した方が良いと思います。

ハイブランドのワイシャツでも体形に合っていなければダラシナク見えるだけですので、ビジネスシーンで安心して着用するならオーダーシャツ一択です。

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