投資のためのタネ銭作り

投資を始めるにはやっぱり最初にちょっとしたお金が必要かと思います。

もちろん、今はネットで1株から買えるので、是が非でもお金を貯めてからでないと投資ができないわけではありませんので、ちょっと節約した500円、1000円でも銀行に日本円で貯金しておくよりは、どこか知っている会社の株を1株、2株と買っておくのも立派な投資ではあります。

しかし、投資、資産作りという意味では配当金が数円だったり、値上がりで得る利益も数百円と日々の生活に大きく役立つというにはインパクトに欠けるのも事実。

給料がそんなにたくさん貰えなかった私が、投資をするためのタネ銭をどのようにして作ったのか、覚えている範囲ですが書いておきます。何かのヒントになれば幸いです。

コンビニで缶コーヒーを買わない。 水筒を持て。

今はマイ水筒を持っている人も珍しくはありませんが、25年前はまだ仕事にマイ水筒を持参している人は限りなく少なかったように記憶しています。私は週末に麦茶を沸かしておいて冷蔵庫で冷やし、毎朝水筒に詰めて仕事場へもっていっていました。OJTで同行してくれた会社の先輩に大笑いされ、取引先との商談の席でもマイ水筒をネタにされたものでした。

社会人になると給料が入り、少し金銭的に余裕もできることもあり缶コーヒーを一日に何本も買う人も珍しくありませんでした。ちょっと計算すればわかることですが、当時の100円の缶コーヒー(今はもう少し高いですね)を4本、5本と買うだけで1日当たり500円。営業日が20日として10000円。これではお金は貯まらない上に、砂糖の摂りすぎで歯にも体にも悪いこと間違いなしです。マイ水筒でお茶もしくは水を飲む。これだけでお金は貯まり始めます。

社用の買い物はすべてクレジットカードを使うべし。

これは会社に規則がある場合は適用できないし、横領になってしまうこともあるので要注意ではありますが。社用で何かモノを買うときは自分のクレジットカードを切りまくりました。飲み会の支払いなども参加者から費用を集めておいて店への支払いはクレジットカードで精算。出張の際のホテル代、飛行機代、新幹線代などすべてカード決済です。

言うまでもないことですが、クレジットカード会社のポイントがバカにならない金額で付いてきます。これらは全てある意味「不労所得」。全額、タネ銭にしてしまえばよいのです。なんでもカード払いの癖が社会人1年生の時からの習慣で身についているため、現在でも少額であってもすべてカードで決済しています。

クレジットカードは自分のライフスタイルに合わせて選べばよいと思いますが、1枚~2枚に絞った方が良いと思います。カード会社はどんどんカード発行を促してきますが騙されてはいけません。2年目から年会費がいるとか、明細の発行に手数料が要るとか訳の分からないトラップが多いので気を付けなければならないのです。カード選びは慎重に行い、1枚か2枚(できればVISAとMASTERに分ける)でがっちり管理するのが得策。

会社の制度はしっかり使いましょう 

これは「税金」と理屈は同じなのですが、知らないと損をしていることが沢山あります。一部上場の「ザ ホワイト企業」の様な会社であれば人事部や総務部から社員にとって有益な情報や制度を会社側から発信してくれることもあるかもしれません。しかしながら多くの会社はそこまで親切でなかったりします。

会社の規則がまとまったものがあるようでしたら、しっかりと読んで自分にとって使えそうな制度はどんどん活用した方がよいでしょう。人によっては遠慮される方もいるかもしれませんが、長年サラリーマンをやっていると色々と裏側の事情なんかも分かってくることもあり遠慮は無用です。

例えば何かの通信教育やオンライン英会話など「社員教育」に対して会社が社員に使った費用の一部は実は会社にとっては節税につながっていたりします。「それは経費で落ちます」ということです。社員として見識を深めて会社の売り上げに貢献できるだけでなく、税金の対策までできるのですから遠慮は無用です。

社宅は最強の蓄財物件です

私は入社してすぐは独身寮に住み、結婚してからは社宅に住み続けています。一応、全国区の会社ですが各支店には社宅があったり代用社宅制度があったりしますので、かなり割安なコストで住まいを確保することができました。

社宅は会社の持ち物ですので、何か困りごと(例えば水回りのトラブルなど)があってもすべて会社が面倒を見てくれるのは大変助かります。

なかなかのサラリーをもらっていたとしても、住居費でごっそりと持っていかれてしまうと蓄財は少し時間がかかってしまうでしょう。額面の給料が多くて格安の社宅が有れば最強ですが、私の場合はおそらく給料は大企業に比べると少ないでしょうが、格安社宅のおかげで可処分所得については大企業のサラリーマン並みかそれ以上のようです。※友人などに聞いた限りの情報ですが。

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